「汚らわしいゴミを持ち込むな」
そう罵られ、婚約破棄された私、リリア。
でも、私にはどうしても分からないのです。
どうして皆様には、この美しいドラゴンの瞳がただの泥団子に見えるのでしょうか。
古代の鑑定レンズの数値だけを信じる王都を追放され、私が辿り着いたのは辺境の幽霊物件。
そこで出会ったのは、死の呪いに蝕まれた黒衣の冒険者でした。
誰もが恐れる彼の呪いすら、私にはきらきらと輝く極上の素材に見えてしまって。
王都の騎士団が装備の劣化に悲鳴を上げる一方で、私の店には伝説級の冒険者たちが行列を作り始めます。
これは、世界でただ一人、真実の価値を見抜く瞳を持った令嬢の物語。
捨てられたゴミが最強の武器に変わる時、彼女が選ぶのは復讐か、それとも新たな幸福か。


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