しがない貧乏子爵家の長女ソフィ。彼女の学園での役割はヒロインでも悪役でもなく、公爵令嬢ヴィオラを取り巻くその他大勢の『太鼓持ちA』。しかし主君であるヴィオラは、「悪役令嬢になってチヤホヤされたい」という願望を持つものの、中身はポンコツな承認欲求の塊。 実家の借金返済のため、ソフィは裏方として仕事に徹する。時に薔薇の花弁を撒き、時に陽の光を計算し、華やかさを演出。主君という『素材』をプロデュースし、その価値を最大化させることこそが、真の『太鼓持ち』の仕事だと自負する。 だが、徹底してモブに徹していたはずが、第二王子ルーファス殿下に、その手際を見抜かれてしまう。「君だな? いつもヴィオラの粗相を完璧な『カリスマ演出』に変えている黒幕は」 モブであるソフィが、物語のメインキャストに目をつけられるという最大の計算違いが発生してしまう。 スポットライトの外側で、ポンコツ主君を輝かせるために奔走する、苦労人太鼓持ちAの奮闘記である。
悪役令嬢の太鼓持ちAですが、お嬢様の悪行が足りないので私が全て演出しています
小説家になろう
※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません


レビュー