蛮族の特徴である赤髪と緑の瞳で産まれ、不義の子と冷遇されて育った男爵令嬢ステラ・バラルディ。
父の言いつけで髪を引っ詰め、厚いメガネに背を丸め、18にして“赤毛の老馬”と呼ばれた彼女は、聖女お抱えの聖騎士、セリウス・ヴェルドマンの“魅力に欠ける、体裁だけの妻”として選ばれる。
愛も期待もなく迎えた結婚初夜、すべてを諦めた彼女は突如として前世の記憶を取り戻した。
ステラの前世は、かつて王国に抗った北方蛮族の長、カーラ・バザロフスカ。そしてセリウスは、前世で彼女の命を奪った宿敵の息子だったのだ。
封じられていた誇りと憎しみが一気に蘇ったステラは「聖女に飼い殺される慰み者の聖騎士」であるセリウスを嘲笑い、彼にまたがって「血生臭い戦場の騎士へと戻る気はあるか」と宣言する。
※おまけSSがつきました
※後日譚を投稿しました
聖女様、夫は返していただきます
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