伯爵家の長女(ただし五番目)クララは、学園のガゼボで婚約者アレックスから突然の婚約破棄を宣告される。
しかも相手は別の女連れ。
怒りを飲み込んだクララがその場で要求したのは、「じゃあ次の婚約者を紹介して」という現実的すぎる一言だった。
後日、紹介されたのは眼鏡の冴えない文官志望、ルーカス。
正直、期待外れ――のはずが、穏やかで優しい彼との時間は驚くほど心地よくて。
気が強いと言われ続けてきた令嬢と、覚悟だけは男前な青年。
婚約破棄の現場から始まった縁は、いつの間にか「安心できる未来」へとつながっていく。


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