連載版『ポーションは自然に湧いてくるものだ』と本気で思っていた勇者パーティを追放されたので、補給線を全て遮断しました

著者:じょな

「レオナルド。お前、戦力外だから」
Sランクパーティ『暁の剣』の荷物持ち兼・会計係の私は、ダンジョンの最深部手前で、幼馴染の勇者アレクセイからクビを宣告された。
彼らにとって私は、後ろでデカい鞄を持っているだけの地味な男に過ぎなかったからだ。
だが、彼らは知らない。
ポーションが減らないのは、私が戦闘中に絶妙なタイミングで補充していたからだと。
剣が折れないのは、毎晩私が研磨スキルと油で手入れしていたからだと。
宿屋や武器屋がVIP待遇をしてくれるのは、私が裏で完璧な根回しと契約を済ませていたからだと。
「わかった。じゃあ、今この瞬間から全ての業務を引き上げる」
私はパーティを去り、商会やギルドとの全契約を解除。
一方、残された勇者たちは気づいていなかった。
明日から、ポーション一本すら定価の倍額でも手に入らなくなることに。
これは、裏方として酷使されていた男が、その手腕で王都一の商会を立ち上げる傍ら、勇者パーティが物流と信用の停止によって物理的に詰んでいくお話。

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