『悪役令嬢は王を叱る』

著者:月白ふゆ

悪役令嬢と呼ばれた私が叱ったのは、王太子ではなく王だった。

叱るという行為には、覚悟が要る。
声を荒げることでも、罰を与えることでもなく、嫌われる可能性を引き受けることだからだ。

この物語は、派手な復讐や劇的な奇跡を描かない。
あるのは、役割を果たした者が立ち続けた結果、静かに重心が移っていく過程だけ。

正しさは、いつも拍手されるとは限らない。
けれど拍手がなくても、止めてはいけない場所がある。

悪役令嬢と呼ばれた女が引き受けたのは、
称賛ではなく「立ち続ける役目」だった。

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