五年間、公爵領の財務、薬草、農業、商会交渉まで回してきた大公令嬢フランソワーズ。
だが夫エーリヒは愛人ヘレナを連れ込み、「裏の整理など誰でもできる」と言い放つ。
ならば、と彼女は離縁届と手順書、そして先代の取り決めを置いて去った。
途端に融資は止まり、支払いは滞り、搬入も契約も崩れ始める。
迎え入れたのは辺境伯ヨハン。彼は権限を渡し、結果で語る彼女を選ぶ。
公の確認会でエーリヒは不履行を認め、再委任を乞う。
フランソワーズは条件と対価を突きつけ、戻らずに「選ばれる側」として新しい婚約へ進む。


レビュー