【当て馬】妻はもう辞めます 〜自分を殺して尽くしてきた天才錬金術師ですが、前世を思い出したら夫への愛がスッと冷めたので、隣国で気ままに店を開きます〜

著者:茨木野

「お前のような地味で重い女、愛したことなど一度もない。俺の才能にふさわしいのは彼女だけだ」

若き宮廷錬金術師として名を馳せる夫・ミッフィオーレ。
しかし、彼が発表するチート級のポーションや魔導具は、すべて妻であるリーゼロッテが夜な夜なこっそり作っていたものだった。
プライドばかり高い彼の自尊心を傷つけないよう、自分の天才的な才能を隠し、裏方として尽くし続けてきたリーゼロッテ。
だがある日、夫が可憐な少女(計算高くてしたたかな本性隠し中)と堂々と浮気している現場に遭遇してしまう。

絶望で胸が張り裂ける――かと思いきや、その瞬間、リーゼロッテの脳内に前世の記憶が蘇った。

(あれ? ここって前世で読んだ恋愛小説の世界じゃない? ってことはわたし、この二人の恋を盛り上げるためだけの『当て馬』妻じゃん!)

その事実に気づいた途端、夫への愛情はスッと潮が引くように消え去った。

「なんだ、わたしはただの当て馬だったのね。……うん、もうどうでもいいわ」

憑き物が落ちたリーゼロッテは、あっさりと離婚届を叩きつけて家を出る。
これからは誰かのためじゃない。自分の大好きな錬金術のためだけに、自由に生きてやる!

一方、リーゼロッテという【最大のチート供給源】を失ったミッフィオーレは、国やギルドからの依頼に応えられなくなり大パニック。さらに、彼を利用することしか考えていなかった計算高いヒロインにも本性を見せられ、あっという間に破滅への道を転がり落ちていき……?

これは、愛を失って無双する天才錬金術師の、痛快な我が道リスタート・ファンタジー!

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