乙女ゲームの『ライバル令嬢』に転生したので、悪役令嬢と一緒に推し活することにした ~断罪?しませんけど?私たち攻略対象に興味ないんで~

推しは遠くから眺めるものだと決めていた。

乙女ゲームの世界に転生した私の役どころはライバル令嬢。断罪はされない。恋愛対象を譲って友情で終わる安全なポジション。だから攻略対象は恋の相手じゃなくてあくまで鑑賞の対象。毎日訓練場の木陰からスケッチして観察ノートをつけて幸せだった。

同じ転生者だった悪役令嬢と意気投合して推し活同盟まで組んだ。放課後の空き教室が私たちの秘密基地。推しの横顔を描いて語り合う日々は最高だった。

ただ一つだけ気になることがある。

私の推しは寡黙な剣士のはずなのに訓練中なぜか私のいる方角にだけ剣筋が美しくなる。

そして学園にはゲームの筋書き通りに動こうとする不穏な影がちらつき始めていた。

観察ノートに書いた一行が全てを変える夜が来る。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー