「お前は、この世界に必要のない人間だ」
神の補佐官を名乗る男は、氷のような目で私を見下ろした。
神の加護で守られた世界。
魔物と瘴気に苦しむ人々のため、神様は聖女を生み出し、民に救いを与えた。
だが、聖女が恋をしたのは、私の婚約者である王太子だった。
「このままでは、聖女が婚約者から王太子を奪った悪女になってしまう。
それでは困る。
お前が死ねば、すべて丸く収まるのだ」
その声には、一切の迷いがなかった。
神様が私の排除を望むのなら。
ならば……私も神の加護など望まない。
これは、この世界でただ一人、神に愛されなかった私の物語。
「Copyright(C)2026-まほりろ」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※他サイトにも投稿予定です。
【ランキング結果】
▶2026年3月7日[日間]ハイファンタジー〔ファンタジー〕すべて:1位。短編:1位。
▶2026年3月11日[週間]ハイファンタジー〔ファンタジー〕 – すべて:1位。短編:1位。


レビュー