伯爵令嬢クラーラは幼い頃自分の瞳に『呪い』を掛けられる。
『人を震え上がらせる』呪い。自分の目を見た者へ恐怖や嫌悪感を抱かせる呪いのせいでクラーラは覚えのない悪評ばかり広められ、悪女と呼ばれるようになった。
そんな折、未来の王太子パーシヴァルとの婚約が決まる。
初めは利害の一致から成立した婚約だったが、共に時間を過ごす内に二人は心を許していくようになり……気が付けばパーシヴァルはすっかりクラーラを溺愛するように。
クラーラは彼から自分の愛を信じて目を見て欲しい、と頼まれるも拒絶する事を恐れて断り続けていた。
そんなある日。
学園で『クラーラが生徒を虐めている』という噂が瞬く間に広がっていき、クラーラの心労となる。
しかし、そんな悪評を聞いてもパーシヴァルの心は変わらず。
彼はクラーラへ『大丈夫だ』というと、クラーラに虐められていると主張する令嬢へ対峙し……
「――クラーラに呪いを掛けたな?」
大勢の前で彼女を糾弾し始めるのだった。


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