「はい、分かりました」しか言えない私が、思いもかけない形で幸せをつかむまで

著者:一ノ谷鈴

 男爵家の妹娘であるルーナは、家族に嫌われ、メイド同然の暮らしを送っていた。毎日のように無理難題を言いつけられ、逆らうと罰を受ける。そんな日々を過ごすうち、彼女は何を言われても「はい、分かりました」としか答えなくなっていた。
 そんなある日、彼女は姉の逆鱗に触れ、身ひとつで屋敷を追い出されてしまう。仕方なく近くの町を目指す途中、追いはぎにあった商人が彼女に助けを求めてきた。できれば関わりたくないなと思うルーナだったが、いつもの癖で「はい、分かりました」と答えてしまった。
 その縁で、商人のもとに身を寄せることになったルーナ。しかしこの出会いをきっかけとして、彼女の未来は思わぬ方向へひらけていくことになったのだった。
(全六話のお話です)

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