乙女ゲームの悪役令嬢、ロザリア・エーデルフェルト。
その破滅の原因は、陰湿ないじめでも、嫉妬に狂った策略でもなかった。
ただひとつ。
言い方が、致命的に悪役っぽすぎた。
そんなお嬢様に仕える侍女へ転生した私は知っている。
このままでは彼女は学園で誤解され、やがて断罪されてしまう未来を。
けれど実際のお嬢様は、厳しくて不器用なだけで、根は誰よりまっすぐだった。
だから私は決めた。
お嬢様の口から飛び出す危険な“悪役の台詞”を、全部、人類向けに言い換えてみせると。
「身の程を知りなさい」
→「順番をお守りいただけますか」
「見苦しいこと」
→「皆さまが気持ちよく過ごせるよう、ご配慮くださいませ」
これは、悪役令嬢のお嬢様の本音を守るため、侍女の私が言葉で破滅を回避していくお話。
断罪イベントの前に、まずは台詞から救ってみせます。


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