伯爵令嬢シャーロットは幼い頃に母を亡くした。
その後、父の愛人である義母と義妹のアントニアがやって来るが、シャーロットは家族から虐げられ、アントニアの引き立て役として『悪女』として生きるよう強いられるようになった。
王立学園へ通うようになっても、シャーロット悪女を演じ続けていた。
そんなある日。
裏庭で、自分に言い寄ってくる令嬢に対する不満を吐き捨てる王太子ルイスの姿を見てしまう。
どこまでも『正しい』王太子として評価される彼の裏の顔を見てしまったシャーロットは口止めを命じられるが、王太子の圧に屈しないシャーロットはある提案を持ち掛ける。
それがルイスの好感を引き寄せた事をきっかけに、二人は関係を深めていく。
そしてある日。
「ひ、酷いわ、お義姉様……っ」
シャーロットに冤罪を着せようと独りでに転んだアントニアの主張。
「私は貴女が一人で転んだのを見たのだが」
それを批判するようにルイスが姿を見せるのだった。
――これは『悪』を求められた令嬢と『正しさ』を求められた王太子が幸福を見つけるまでの物語。


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