ちょっとした復讐

婚約破棄を告げられた令嬢は、失意の中で市場で奇妙な箱を手に入れる。中から見つけた古文書を解読すると、「向陽草」という燃料になる植物の秘密が記されていた。

彼女は図書館で研究を進める中で理解者となる男性と出会い、才能を認められる。そして彼の勧めで国外へ出る決意をするが、その直前、妹が彼女の研究成果を盗み、自分の手柄として発表してしまう。家族も妹を支持し、彼女は何も言わず家を去る。

ただし彼女は、重要な情報をあえて隠していた。

七年後、隣国で幸せに暮らす彼女のもとに、没落した祖国の王太子と妹が助けを求めて訪れる。向陽草に依存した結果、土地は荒廃し食糧も尽きていたのだ。

彼女は冷静に援助を拒み、かつての裏切りへの静かな復讐を果たす。

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