飲まされても文句は言わないですよね? 貴方が飲ませた毒なのだから。

侯爵令嬢クリスティアナは、婚約者ジュリアンからリムリスウェルという花を紅茶にして飲むと良いと勧められていた。
しかしリムリスウェルは食用ではなく、摂取すれば簡単に命を落としてしまう花だった。

浮気相手と添い遂げる為。
どうやらそれだけの為に彼はクリスティアナを殺そうとしたらしい。

クリスティアナはこれを許さなかった。
だから彼女はお茶会の才、素知らぬ顔でジュリアンにお茶を注ぐ。
そして嗅いだことのない香りを珍しがっている彼を見てほくそ笑むのだった。

「だってこれは――貴方が勧めてくれたものだもの」

――リムリスウェル。

その言葉を聞いた途端、ジュリアンは顔を蒼白とさせるのだった。

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