幼馴染兼婚約予定者が美女に頼られたので、わたしは二人を応援することにした。
小説家になろうクインシィ伯爵家の娘であるわたし――プリシラ・クインシィは三度目のシーズンを王都で過ごしていた。幼馴染兼婚約予定者であるウィロウ侯爵令息ヴィンセントのエスコートで舞踏会に出席していたとき、トリヤ男爵令嬢セオドーラ様に頼み事をされた。わたしとヴィンセントは正式に婚約はしていないし、彼に恋人のふりをして欲しいのなら彼に言ってくれればいい。ヴィンセントはこのところ不機嫌だしあまり話もしてくれないので、きっと他に好きなひとがいるのだろう。そうでないとしても、わたしのエスコートがつまらないのであれば、無理をして欲しくなかったから――。
わりとのんきな伯爵令嬢の恋のお話、のはず。
クインシィ伯爵家の娘であるわたし――プリシラ・クインシィは三度目のシーズンを王都で過ごしていた。幼馴染兼婚約予定者であるウィロウ侯爵令息ヴィンセントのエスコートで舞踏会に出席していたとき、トリヤ男爵令嬢セオドーラ様に頼み事をされた。わたしとヴィンセントは正式に婚約はしていないし、彼に恋人のふりをして欲しいのなら彼に言ってくれればいい。ヴィンセントはこのところ不機嫌だしあまり話もしてくれないので、きっと他に好きなひとがいるのだろう。そうでないとしても、わたしのエスコートがつまらないのであれば、無理をして欲しくなかったから――。
わりとのんきな伯爵令嬢の恋のお話、のはず。
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