政務も、外交も、戦場も。すべてこなしたのは姉。けれど、すべてを手にしたのは妹だった。姉王女レティシアは「妹に尽くして独りで死ぬ天命」を信じていた。だがそれは天の意思ではなく、妹が禁呪で見せた偽りだった。呪いを解かれたレティシアは隣国セレネード帝国へ渡り、年下の皇帝レオンハルトの伴侶となった。「天が牙を剥いたとしても、あなたのためならどこまでも戦おう」帝国でレティシアは正当に評価され、奪われていた自分を少しずつ取り戻していく。一方、レティシアを失った王国は傾き始め、妹の禁呪が露見したことから反乱が起きる――。ちょっと壮大なざまぁファンタジーです。
妹に尽くしてひとりで死ぬ。それが私の運命……などではありませんでした。
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