卒業パーティーの場で、第一王子アルベルトから突然の婚約破棄を突きつけられた侯爵令嬢セリア。
けれど彼女は取り乱すどころか、完璧な営業スマイルでこう返した。
「貴重なご意見、誠にありがとうございます。して、ご用件は?」
王子の怒声も、愛人令嬢の感情論も、すべて“クレーマー対応マニュアル”のような受け答えで淡々と処理していくセリア。
しかも彼女は、婚約してからの三年間、王子本人を含む王宮の苦情処理を一手に引き受けてきた最強の窓口令嬢だった。
次々と空回りしていく王子と、途中から勝ち馬を見極め始める愛人令嬢。
そして事態を見守っていた国王と宰相の前で、王子の無能と自爆はついに白日の下へ――。
これは、婚約破棄の断罪パーティーを完璧な顧客対応で制圧した令嬢が、
最後にもっと評価される場所へ引き抜かれていく、痛快ざまぁコメディ。


レビュー