「君なら分かってくれるよね」
伯爵令嬢ロゼリアの婚約者フェリクスは、常に「病弱な幼馴染」であるルナを最優先にする男だった。
理不尽な我慢を強いられ続けていたロゼリアだったが、ある日ついに二人の浮気現場を目撃してしまう。
絶望して泣き崩れるロゼリアの手を引いて連れ出したのは、彼女の幼馴染であるシリルだった。普段は飄々としている彼だが、ロゼリアを傷つけたフェリクスや、家名しか頭にない父親に真っ向から啖呵を切り、彼女を支えてくれた。
一方、ロゼリアを失ったフェリクスは、依存していたはずのルナから「あなたの優しさはただの重荷」とまさかの拒絶を受けてしまう。
全てを失って自業自得の大転落を遂げたフェリクスは、今さら「君しかいない」とロゼリアにすがりついてくるが……?


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