「愛してる」と繰り返すあなた達のような人に限って、愛を知れないのね?

伯爵令嬢エリナーは実の母を亡くしてすぐにやって来た父の愛人とその連れ子に虐げられてきた。
父は幼いころ繰り返してきた「愛してる」を一切言わなくなったし、義母妹は「愛してるからこそ」とエリナーを虐げる。

そんな日々に辟易し、いつしか「愛している」という言葉を信じなくなったエリナーだったが、そんな彼女の前に幼馴染のクライヴが姿を見せ……。

エリナーを貶めようと嬉々としている義妹イヴリンを見ると彼は大勢の前で声高らかに言う

「俺は見ていた! お前が彼女に罪を着せようとして、自ら転んだところを!」
「いいか。今後彼女を傷付けてみろ。俺は絶対に――俺が愛する人が傷つけられる事を許さない」

エリナーは不思議に思う。
どうしてだか……彼が語る『愛』という言葉は心から喜ぶことが出来たのだ。

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