処刑台で死んだ私が十歳に戻ったので、今度は王子の婚約話を笑顔で断って薬草ライフを満喫することにしました

著者:九十九 文

処刑台の上で、エルナは悟った。
婚約者の王子も、かわいい顔をした異母妹も、最初から全部グルだったと。

十年間、何もかも奪われた末の死。
それが最後のはずだった——なぜか、十歳の婚約打診の日に目が覚めるまでは。

今度こそ自分のために生きる。
王子の縁談は笑顔で辞退して、夢だった薬師の道へ。

そんな矢先、隣国の英雄シグバルト・クレンツが現れた。
膝をついて、手にキスをして、「ずっと探していた」と震える声で言う男が。

前の人生では、縁もゆかりもなかったはずなのに。

十年の呪いを解く霊薬、救世の聖女という称号、そして過保護すぎる英雄の溺愛。
二度目の人生は、想定外に賑やかになりそうだ。

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