「お前のような冷たい女は勘当だ」
実家の領地経営から婚約者の尻拭いまで、徹夜で全ての実務を押し付けられていた伯爵令嬢ルミーナは、ある日突然、婚約破棄と実家からの絶縁を言い渡される。
理由は、妹のオリヴィアが重病(※ヤブ医者を買収した仮病)にかかり、婚約者が悲劇のヒーローを気取って妹に乗り換えたから。ルミーナを確実に追い出すため、彼らは「王家の公証印入り」の絶対的な絶縁状まで用意していた。
「……こんな素晴らしい書類をいただけるなんて!」
実は過労死寸前だったルミーナは、内心大喜びでサインし、密かに貯めていた貯金を持って田舎村へ。可愛い茶トラ猫の「ノア」を拾い、念願だったノーストレスなスローライフを満喫し始める。
一方、実務を回していたルミーナがいなくなった実家と元婚約者は、あっという間に借金まみれに。さらに、見栄を張って王宮筆頭医師を呼んでしまったせいで妹の仮病も完全にバレてしまい、一族揃って破滅への道を転がり落ちていく。
すべてを失った彼らはルミーナの元へ泣きついてくるが、彼らが自ら用意した「最強の絶縁状」がルミーナを守る盾となり──。


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