悪役令嬢になったのは、ずっと誰も叱ってくれなかったから

著者:月白ふゆ

冷酷で可愛げのない“悪役令嬢”として嫌われていた公爵令嬢リシェル・オルディアは、王太子から婚約破棄を告げられても反論しなかった。
そのまま王都を去った彼女は、別邸で静かに暮らし始める。
食べない。休まない。助けを呼ばない。
それがいけないことなら、誰かがもっと早く叱ってくれるはずだと信じたまま。

誰か一人が悪かったわけではない。
けれど、誰も止めなかった。
それだけで、人はここまで壊れてしまう。

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