「さっさと死ね」と言われた事をチクった結果

侯爵令嬢フルールは父や義母、義姉のイアサントに虐げられてきた。
まずい食事を食べさせられ、使用人同様に働かされて生活するフルール。
婚約者のボドワンも、そんな彼女に失望していた。

そして、イアサントの誕生日パーティーで。

「お前との婚約を破棄する!!」

フルールはイアサントを虐めたという、いわれない罪を社交界に広められた上でボドワンから婚約破棄を突き付けられる。
婚約者すら失った彼女を義母やイアサントは笑い者にした上で「さっさと死ねばいいのに」とまで言うようになった。
フルールの不幸はここではとどまらない。
ある日を境に体調を崩したフルールは医者から余命を宣告される事となったのだ。

けれど、病を理由に辺境の叔父の家へ追い出される事となったフルールは、優しい叔父との生活の中で薬学の勉強にのめり込むようになり、充実した日々を送る事になる。
そしてたまに遊びにやって来る叔父の友人である公爵の息子セヴランと出会い、この出会いがフルールのどん底だった人生を救う転機となる。

体を蝕まれ、死期を悟ったフルールは実家での扱いをセヴランに告白し、それを聞いた彼は怒りを抱きながらも彼女を救う術を探す。
そしてその術の可能性を見出した時、同時に彼は――彼女の家族の罪を明るみにする方法も悟るのだった。

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