婚約破棄とか悪役令嬢とか、そんな事より食堂の限定メニューが食べたい

伯爵令嬢エイヴリルは食に目がない。
彼女は毎日、昼休憩に入ると同時に食堂の数量限定メニューを求めて廊下を駆けだすのだが……この日はそんな彼女の道を阻む者が。

「お前との婚約を破棄する!」

何やら婚約者がごちゃごちゃと言っている様子。
しかしエイヴリルにはクソほどどうでもいい。
そんな彼らの脇を爆速ですり抜け、彼女は食券を配っているおばちゃんのもとを急ぐ。

「エイヴリル嬢がいじめを?」
「冗談にしても陳腐過ぎないか」

彼女に悪評を広めようとした婚約者の主張を信じる者など勿論おらず。
今日も魔法学園は平和に(?)昼休憩を迎えるのだった。

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