子爵令嬢の友人に振り回され続けてきた伯爵令嬢のわたしは、彼女の結婚を祝福するつもりでいた。
けれど「盗らないでね」という一言で、これまでの違和感がすべて繋がる。
婚約者との席への割り込み、比較ばかりの会話、善意の形をした越境。
それでも礼を失わず距離を取ろうとしたわたしに、彼女は結婚式での列席を“あるネックレス”で強いた。
それは祝福ではなく、誰かの物語の中で都合よく役を与えられることだった。
これは、友人だと思っていた相手との関係を見切り、祝福をやめた伯爵令嬢の話。
友人の結婚式で似合わないネックレスを強要された私は、祝福をやめた。
小説家になろう
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