真実の愛? どうぞご自由に。その後は私の知るところではありません。

著者:茉莉花

公爵夫人スカーレットは、夫ウィリアムから突然離婚を告げられる。理由は『真実の愛』のため。そのお相手は彼が密かに通っていた男爵令嬢のカレンだった。公爵家を支えてきたスカーレットだったが、すべてを手放し静かに去る選択をする。だが、これは終わりではなかった。
──その公爵という地位も『ある条件』の上に成り立っていたのだから。
一方、突然求婚されたカレンは、身分差に戸惑いながらも彼との愛を信じ婚約する。しかし、社交界で待っていたのは祝福ではなく、冷ややかな視線だった。やがて彼女は知る。
──ウィリアムにはつい最近まで正妻がいたことを。
選ばれた女が選んだ愛、そして手放された女が手に入れたもの。
その先に待つ現実は、あまりにも対照的だった。
「真実の愛?」
「どうぞご自由に。その後は私の知るところではありません」

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