重病に侵されていた子爵令嬢スージェア。
15歳になったころ、ようやく回復してきたので、姉の婚約者とのお茶会に同席させてもらった。
姉の婚約者ヴィーテルオは素敵な男性だった。
スージェアは冗談のつもりでこんなことを口にしてしまった。
「こんなに素敵な婚約者がいるなんて、お姉様はずるいずるい! わたしに譲って! ヴィーテルオ様、わたしを婚約者にしてください!」
しかし婚約者ヴィーテルオはその言葉を冗談とは受け取らず、激怒した。
彼はスージェアではなく、姉のサーラティアに対して厳しく問いかけた。
「この場は我が伯爵家と貴女の子爵家の催した、正式な婚約者同士の語らいの場。婚約とは家同士の重要な契約です。その重要性を理解していない者を、なぜ同席させたのかと聞いているのです」
この婚約はどうなってしまうのか?
ヴィーテルオの真の狙いとは?


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