侯爵令嬢ドローレスは誰もが認める美貌を持っている。
そしてその美貌は性別を問わず多くの者を惑わす。
そのせいで一部の者からは嫉妬を買い、子爵令嬢グレンダはドローレスにいじめの冤罪を着せようとした。
「ドローレス様は私が下級貴族だからと見下し、無視をするの!」
しかし大勢の者が言う。
「そのくらいの事で騒がれるなんて、ドローレス様も大変なことで」
口々に発せられる、ドローレスの方を持つ言葉達。
その中で、ドローレスの婚約者であり幼馴染のイーデンだけがこう言った。
「いや、そうではないだろう」
彼だけはドローレスの美しさに惑わされない。
『何かをしても許されるべき』という考えではなく、ドローレスが『何もしていない』事を主張した。
容姿に限らず内面で自分を捉えてくれる、イーデン。
そんな彼の姿にドローレスは満足していた。


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