妹に婚約者を奪われ、代わりに「何十人もの愛人を囲う残虐非道な男」と噂される辺境伯のもとへ身代わりとして嫁ぐことになった令嬢・ロミリア。
しかし、長年実家で虐げられ、他人に期待することをやめていた彼女にとっては「あ、そうですか」程度の出来事でしかなかった。
未練ゼロでさっさと王都を捨てたロミリアを待っていたのは、残虐どころか不器用で誠実な辺境伯レオンハルト。
どんな環境でも動じず、「妻としての務め」を淡々とこなす有能で飾らないロミリアに、彼はあっという間に心奪われ、狂気的なまでの過保護と激重な執着を発揮し始める。
一方、王都で結ばれた妹と元婚約者は、多額の借金が発覚し、早々に泥沼の地獄へ転落していた。
見栄とプライドで逃げ出すこともできず、互いを憎み合いながら破滅していく二人。とうとう辺境のロミリアに泣きつこうと画策するが……。


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