乙女ゲームの悪役令嬢に転生したルミネは、シナリオ通りに王太子から婚約破棄を突きつけられ、極寒の辺境を治める「氷の公爵」グラシオと政略結婚させられてしまう。
戦場の鬼と恐れられ、感情を持たないと噂されるグラシオ。 実際に嫁いだルミネに対し、彼は人前では一切笑わず、言葉も交わさない冷酷な態度を貫いていた。
「やっぱり愛されない政略結婚ね……」と諦めかけたルミネだったが――。
寝室の扉が閉まり、二人きりになった途端、氷の公爵様の態度は一変。
「今日は耳が赤い。下手をしたら凍傷になる」 「人前では、お前に優しくできない。だが……ルミネは、俺のものだ」
冷徹なはずの彼が、せっせと手作りの軟膏を塗ってくれたり、こっそり特注の防寒具を用意してくれたりと、不器用ながらも過保護な溺愛を見せてくる。
グラシオが人前で冷徹に振る舞うのには、切実な理由があって……?
前世は社畜、今世は悪役令嬢として苦労してきたルミネが、不器用で優しすぎる旦那様と二人だけの秘密の時間を育み、やがて世界一の幸せを手に入れるまでの、甘くて心温まる溺愛ラブストーリー。


レビュー