『マイペース過ぎる』と疎まれているわたくしでしたが、邪魔者を押し付けられた辺境伯様に何故か気に入っていただけたようです。

 伯爵令嬢クラシットは、周りから疎まれていた。

『マイペース過ぎる』
『あの子と一緒にいるのはちょっと』

 と。

 貴族学校で友達の一人も作れず、結婚適齢期になっても社交界で浮いていたクラシットに、ある日突然、王命が下された。

『辺境伯の元へ嫁げ』

 伴侶を見つける暇もない彼に、浮いている自分が体よく押し付けられたのだろう。
 そう思って辺境伯領に赴いたクラシットだったが……。

 これはマイペース過ぎる令嬢が、辺境伯に気に入られるまでのお話。

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