"平民ヒロイン"がまともな感性を持った"暴力系ヒロイン"だった場合:

「エミリー・ルカッセン!俺は君との婚約を破棄する!俺は可憐なるリーリャを選ぶ!」
婚約破棄を宣言した伯爵令息は愛の勝利を確信し、感動的に平民特待生のリーリャへ手を差し出した――直後。

バチンッ!!

リーリャは、彼の頬を平手打ちした。

「お前、婚約者持ちだったのかよ!」

婚約破棄された令嬢と、浮気相手にされた少女。
二人の怒りが向く先は、同じだった。
感動の愛の告白になるはずだった婚約破棄劇は、可憐なる少女の一発で、最低男の公開処刑へと変わっていく。

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