自己肯定感が底抜けに高い貧乏侯爵令嬢ミシェルのもとに、第一王子アルヴァンとの婚約話が舞い込んだ。
アルヴァンは容姿端麗(ちゃんとしたら)、頭脳明晰なのだが、自己評価が地の底より低く、「どうせ僕なんて息をしているだけで迷惑なんだ……」と常にじめじめしている超ネガティブ王子だった。
そのせいで歴代の婚約者候補が次々と逃げ出してしまったのだが……そんな王子を前にしても、ミシェルはまったく動じない。
「陰気だし……」
「落ち着きがあるということですわね」
「すぐ落ち込むし……」
「感受性が豊かなのですわ」
ネガティブを全肯定で吹き飛ばす令嬢に、さすがの王子も毒気を抜かれていき……。


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