「このペンを一万金貨で売れなければ婚約破棄だ!」と言われたので、価値の分かる王宮へ持ち込みました 〜亡き王妃様の遺品だったため、婚約者は断罪されました〜

著者:上下左右

「このペンを一万金貨で売ってみせろ!」

伯爵令嬢リディアは婚約者のレナード男爵子息から、一本の古いペンを差し出された。

できなければ婚約破棄。
しかもレナードは、リディアが考案した香り付き石鹸の功績まで自分のものとして語り、彼女を無能扱いする。

けれどリディアには、前世で文具メーカーの営業として働いていた記憶があった。その知識のおかげで、ペンをただの古道具ではないと見抜く。

調べてみると、そのペンには亡き王妃エレオノーラの名と、今は滅びたアスタリア帝国の紋章が刻まれていた。

リディアは商人に売るのではなく、
正しく価値を認められる王宮へ持ち込むことを決める。

そこで待っていたのは、第一王子アルバートだった。
その一本のペンをきっかけに、男爵家が王妃の遺品を横領していた疑惑、そして伯爵家を借金漬けにした詐欺の真相まで明らかになっていく。

「私はあなたの依頼を達成しました。ですが、婚約は破棄で結構です」

古道具扱いされたペンが、すべてを暴く。功績を奪われ続けた令嬢が、自分の名前と未来を取り戻す逆転恋愛ファンタジーが開幕する

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