龍の刺繍のハンカチを、あなたに。えっ、なんで婚約者を捨てる話に?

著者:有梨束

王女殿下の輿入れ準備で、王城は大忙し。
婚約者のスヴェンとも、ひと月近く会えない日々が続いていた。

そんな中、臨時のお針子係として働いていたトニアは、流行りの恋愛小説に出てくる“龍”の話を聞いて、銀糸の龍の刺繍入りハンカチを作って彼へ贈ったのだった。

そしたら、なぜかスヴェンが夜中にすっ飛んで来て──。

「トニア!僕のことを捨てないでくれっ!」

え?なんの話ですか?

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