令嬢は気付かない、完璧貴公子の拗らせた初恋に

「コーティ、婚約の打診が来たぞ」
「まあ、嬉しいことですね。どこのどなたからですか?」
「ティプトフト伯爵家嫡男のロダリク君からだ」
「えっ……」
コーティ・セルデン男爵令嬢は突然の縁談に驚いた。ロダリク・ティプトフト伯爵は優秀なイケメン貴公子として知られていたし、大体家格が全然違うから。しかしこの婚約にはコーティの知らない、過去の事情が絡んでいたのだった。

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