※6月9日より適用される「AI間接利用」に適応する作品です
異世界に召喚されたカナデに与えられたスキルは「雑巾がけ」。
聖剣術や大治癒などの強力なスキルを授かった仲間たちと違い、カナデは王城の清掃部門に回される。だが床を拭いた瞬間、石の奥から黒い染みが浮かび上がる。それはただの汚れではなく、城に溜まった瘴気や呪いだった。
厨房、倉庫、礼拝堂、水路、旧神殿。カナデが雑巾をかけるたび、隠されていた不正や汚染が明らかになっていく。
やがて勇者部隊が魔王領で苦戦している理由も判明する。魔王が強すぎるのではない。人間側の聖域機能が長年の放置と腐敗で詰まっていたのだ。
カナデは清掃長マーサや王女、清掃部門の仲間たちと共に王都の根幹を拭き清めていく。
ハズレスキルと思われた「雑巾がけ」で世界の汚れを落としていく、地味だけど大事な異世界浄化ファンタジー。


レビュー