断罪イベントは完璧でなくてはならない

著者:宗像 凪

前世の記憶を持つ私は、この世界が「悪役令嬢もの」の物語にそっくりだと気づいてしまった。しかも私は、断罪イベントの当事者。避けられるものなら避けたい。けれど、それは許されない立場だ。
ならば——完璧にやる。前世で読んだ何百もの物語で、いつも不満だった断罪イベントの「出来の悪さ」。段取りが悪すぎる。雑すぎる展開。私の手で、それを完璧に仕上げてみせる。
完璧に輝くヒロイン。完璧な告発者。その対となる、愚かな人間。入念に準備を整えて、卒業パーティーの夜、ついに幕は上がる。
——ただし現実は物語ではありません。予想通りには、終わらないのです。

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