「君は合格だ」と言われて、私は不合格を告げた。

著者:水餅

伯爵令嬢フィオナは婚約者であるレオンから、幾度も合格を告げられてきた。

立ち居振る舞い、言葉遣い、社交場での判断。
その全てを彼は試験と称し、フィオナを試し続けた。

それは決して、彼女を思ってのことではない。
ただ、自分が選ぶ側であると確認するためだけのものだった。

だから、彼女は不合格を言い渡す。

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