思っているだけじゃ伝わらない──だから人は、言葉を使うのだ。

著者:七瀬 紫苑

アレクシア・ブルーポルスレーヌはその日、自らの命を絶った。

伯爵家長女のアレクシアは、将来婿をとり、当主となるために勉強を重ねていた。
そんなアレクシアの両親は妹・スザンヌばかり大事にし、婚約者までもがスザンヌに懸想する。
アレクシアに与えられるのは教材や領地の情報。
スザンヌに与えられるのはドレスや宝石、甘味の山々。

だから嫌気が差したのだ。
ブルーポルスレーヌ家は、アレクシアが大事でないのだから。

※自殺表現があります。暗い話でもあります。
苦手な方は注意してください。

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