確かに従姉妹ですけど、そいつは公爵家の血筋ではありませんわよ?

「リディア・グリフィス! 貴様を断罪する!」

卒業パーティの最中、グリフィス公爵令嬢リディアは、従姉妹のマリーナを腕にぶら下げた(自称)留学中の王子から「偽物の公爵令嬢め、マリーナに爵位を返せ!」と身に覚えのない断罪を突きつけられる。

「本当はパパが公爵だったんだから!」「姑息な手を使って爵位を奪ったんだろう!?」
妄想を喚き散らす哀れな二人に、リディアは扇の陰で優雅に微笑む。

――だって、従姉妹には公爵家の血は一滴も入っていないし、この王子は本国を夜逃げしてきたただの犯罪者なのだから。

都合の良い妄想から抜け出せない、底抜けのおバカな従姉妹。そして、本国でやらかし、他国での一発逆転を狙うも、ろくに下調べもせずドツボにはまっていく脳無し王子。
勘違いな二人が勝手に自爆していく、さくっとザマァです。

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