誰が愛してほしいと言いました?

著者:

「お姉ちゃんなんだから、わかるでしょう?」

いつだって妹の不始末は姉の責任。
「家族のため」その言葉に必死に応えていた、幼い頃の私。そうすれば、愛してもらえると思っていたから。
だけどどれだけ求めても、その手の温もりを知る日はこなかった。

だから——

「誰が、愛してほしいと言いました?」
「『健気』にも限界がありますわ」

私はもう、何も求めない。

「では、ごきげんよう」

※一話完結のスカッと短編です。

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