王立ラングレー学園の年度末パーティー。
地味な平民特待生アニエスは、第一王子ルパートから密かに呼び出される。命じられたのは、王子の婚約者である公爵令嬢セシリアが男爵令嬢シャロンを突き落とした、と偽証することだった。
差し出されたのは金貨五十枚。さらに王子は、自らの直筆サイン入りで証言内容まで書き残してくれる。
アニエスは貧しい。弟の薬代も、来期の教科書代も必要だ。けれど彼女には、どうしても裏切れない相手がいた。
かつて退学寸前だったアニエスを救ったのは、哀れみではなく冷徹な合理性で制度を作った公爵令嬢セシリアだった。そして年度末パーティー当日。婚約破棄の壇上に、偽の証人として呼び出されたアニエスは、静かに口を開く。他サイトにも掲載しています
王子殿下に偽証を頼まれたので、金貨五十枚と直筆指示書を持って壇上に上がりました
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