運命の恋?いいえ、監査です

著者:奈羅

SNSで見たことはないだろうか。

身分違いの恋に落ちた王様と美しい令嬢。

嫉妬に狂った正妻により令嬢は追放され、スラム街で子供を産む。

幾多のすれ違いを経て、やがて王様は我が子の存在を知る。

そして最後は一家三人、幸せに暮らしましたとさ。

めでたし、めでたし。

……いや、待て。

王妃は何してた?
全ての元凶たる王様は何してたんや?
側近たち、なんで止めん?報告せん?
令嬢の実家は何してんの?

というか、その国の治安どうなってる。

そもそも王の子を身籠った女がスラム街に放り出されてる時点で国家案件ではないのか。

そして作者は思った。

日本のオタクなら一度は考えたことがあるはずだ。

「まず事実確認しろ」と。

これは、そんな物語である。

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