「声が大きすぎる。淑女らしくない」
そんな理由で婚約破棄された侯爵令嬢アデラ。
傷ついた彼女が王都の広場で思わず叫ぶと、なぜか上空を飛んでいた竜騎士団の竜たちが一斉に整列してしまう。
どうやらアデラの声は、竜に届く特別な声――竜律声だったらしい。
婚約者には欠点扱いされた声を、竜騎士団では「百年に一人の才能」と評価され、アデラは号令係として働くことに。
「お座り!」
「待て!」
「お菓子は後!」
竜たちはなぜか素直に従い、騎士団長レオンハルトからも真面目すぎる評価を受ける毎日。
そして観閲式の日。
元婚約者は、アデラの声の本当の価値を思い知ることになる。
声が大きい令嬢が、竜も騎士団も未来の旦那様候補も動かしていく、異世界ラブコメ短編です。


レビュー