夜会のパーティーでエスコートを放置されてしまい、辟易していたので出る時もマナーなんて従わない。会場は過去類を見ない事態に包まれていた。
もう婚約者でもないから尻拭いも存在のフォローもしない。家に帰り親に話すと親も憤慨し、夜中にマナー違反の王室からの使者も来たが無視して追い返す。
夜中に何度も来たが無視して、朝になると居座る者たち。遂には王妃が来たが、婚約破棄された事実を突きつけると頭を下げて謝るが謝ったところでなにも変化しない。
「お願いします!」
「そうは言われてもこちらも、今まで頼まれてやっていたことをこうまで蔑ろにされて続けるほど、お人好しではないのですよ」
父と母が王妃の前悠然とに佇む。メイフィーラはただおっとりと座るだけでいい。ゆっくり紅茶を口にして王妃の頭を鑑賞する。地味な服装でアピールしている。
「お願いします!でないと、でないと」
王妃が必死なのには理由がある。王子のスキルは透明化なのだ。しかも、コントロールできない系の。対するこちらは具現化という絵を具現化できるスキル。王子が具現化し透明にならずに済んだのはこのスキルおかげ。
透明化スキル持ちの婚約者が婚約破棄したら消えてしまうのはわかりきった結末ですよ?王宮では大捜索されているみたいですが二度とあなたたちのお役に立てません
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