家の中に従妹という少女が住むようになった日から、婚約者に会う足が向かなくなった。最初はまだ家に馴染んでないから仕方ないわと思っていたものの、肺の病かもしれないからと彼女にベッタリ張り付くようになってしまう。
浮気ではないのか。妹のように思っているなんて彼の歳で行った場合、メミーは彼を即刻見放すのに「亡くなった婚約者に似ているらしいから」と彼を頼る従妹とやらの理由が不信を胸に生む。
亡くなった相手の遠縁でもない男のどこに似た要素を生み出したのか考えてみたもののさっぱりわからない。彼は日に日にまんざらではない顔を浮かべて茶会の延期を伝える。直接伝えにも来ない。三百六十五日ある中で、たまたま会う日に肺の病が悪化したりぐずったりするとは奇妙な偶然だ。
婚約者を亡くした従妹を慰めるために私と交流をしなくなるので婚約を解消しようとしたら行き違いだと嫌がるあなたは最低
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