婚約者が浮気相手と会っている場面を目撃したものの義理の母の怒りが凄まじくて出る幕がない

著者:リーシャ

最近、令嬢たちの間で流行っている香水がある。男っぽい香りでも自分が好きならいいだろうと一度、婚約者の前で付けたら不機嫌に「誰か男と触れあったのか」なんて勘違いと偏見と決めつけをされ、ムッとなりそこまで言うのなら二度と彼の前で付けるものか、と苛立ちを隠して笑みを向けて「ごめんなさい」と納得してない顔をした。
仮に男物の香水が香ったくらいで、すぐに男と会ってるなんて言うなど押し付けがましい。父の香水だとか、近くにいた使用人の香水だとか初めに身近な異性をまず思い描くだろうに急に急転直下の決めつけには不満しかない。
そんな彼からは女物の香水の香りが漂ってきて。自らの母親の香水なんていうから確かにまあ義理の母親から同じものが香ったので納得した。けれど、香った理由に最初にキレたのは子息の実の母親だった。「私の大切なものを!お前などもう息子と思わないわ!」
その間、私はというと部屋の臭さに鼻がやられていた。「くっ!!」

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